19個のサービスに失敗し20個目で大成功!1人で月600万円稼ぐAlex West氏!
最初はFacebookみたいなビジネスを作ろうと思いそこから19回失敗して20回目に大成功したAlex氏の苦悩とヒットビジネスのビジネスモデルにフォーカス!
こんにちは、ウマたんです。
めちゃくちゃ稼いでいるsolopreneur(1人起業家)にフォーカスするこのニュースレター。
今回フォーカスしたいのはこの人「Alex West」氏!
現在月600万円ほど稼いでおり、2024年は年間1Mドル(1.5億円)の収益を目指しているらしい。
そんな彼の作ってきたサービスはヒットしたサービスにフォーカスして見ていこう!
何度も何度も色んなサービスを作り続け、失敗し続けた期間
これまで紹介してきた起業家・個人開発者は誰しもがそうだが、Alex氏もご多分に漏れずとにかく失敗し続けている。
まず、彼は2015年〜2017年の間、次のFacebookになるサービスを作るために開発に力を注ぐが失敗。
その後4年間かけて計19個のサービスを作ったものの最終的に月200ドル(約3万円)/月ほどの収益にしかならなかったそう。ただ、月3万円であったとしても自分でサービスを作ってそこから稼げることはすごいこと!!
彼が作り続けてきたサービスは海外のプロダクトハントというプロダクトローンチサービスの中で確認できる。
https://www.producthunt.com/@alexwestco
どんなサービスを作ってきたのかちょっとのぞいてみてみよう!
MultiNewTab
最初にリリースしたのがChromeの拡張機能であるMultiNewTabというもの。
Webサイトを指定しておくとそれをタブを開く時に開いてくれるような拡張機能っぽい。
最初のリリースがChrome拡張機能というのは良いし、機能としてもかなり目の付け所はよい気がするが、それでも多くの人には使われることはなかった。
Local Tweet Time
Tweetに対してローカル日時を入れてくれるアドイン機能「Local Tweet Time」。
アイデアは面白いがマネタイズは難しそう。
DuckDuckSometimes
ユーザープライバシー情報に考慮したDuckDuckGoというブラウザがあるが、Googleを使う際にたまーにそのブラウザにリダイレクトするという拡張機能「DuckDuckSometimes」。
ちょっとプライバシー情報気になるけどGoogleもたまに使いたい人用の機能っぽいが、おそらくそんな中途半端な人はいない。
結局あまり使われることはなかった。
Remote Junior Club
リモートで仕事を手に入れたいけどまだまだスキルがそれほどないジュニアレベルの人に向けて色々なナレッジを届けるニュースレター「Remote Junior Club」。
拡張機能の開発からニュースレターまでかなり手広く色々試している。
このRemote Junior Clubの経験が次に紹介する大ヒットサービスCyberLeadsにつながっているっぽい。
CyberLeadsというサービスがヒット!
ここまで色んなサービスを作ってきたけどことごとく失敗に終わった。その数なんと19個。
そして20個目に満を持してリリースしたのがCyberLeadsというサービス。
このCyberLeadsが大ヒット!
2022年には月50kドル(750万円)/月ほどの収益になり、今もなお月42kドル(600万円)/月ほどの収益を稼ぎ出しているそう。
CyberLeadsは特定の業務を外注したいスタートアップ企業の情報がまとめられているデータベース。
リストは人手をかけて更新しているようだ。
これに登録しておくと今まさに人手を欲しているスタートアップの情報が確認できる。
そのリストには意思決定者のメールアドレスも入っているのですぐに連絡して受注につなげることができるかもしれない。
登録しているのは常に仕事を欲している代理店などが多いよう。
最近はお金あまりの時代でスタートアップとは言えかなり潤沢な資金を持っていて、いい金額を外注費にまわせる。
むしろ人が足りない状態。それらの課題を解決するのがこのサービスというわけだ。
プランは以下のようになっている。
一番安いfreeプランでは、毎週新しいスタートアップのリストが送られてくる。しかし、過去のリストは見れないし、それぞれのスタートアップの意思決定者の連絡先は確認できない仕様になっている。
そして真ん中のDo it yourselfのプランだと、1ヶ月前のリストも確認できるようになっており、意思決定者のメールアドレスやLikedInアカウントも確認できるようになっている。それで297ドル(4.5万円)/月。
そして一番高いDone for youのプランだと、過去のリストが全部見れて連絡などのやり取りもサービス側がやってくれるようなプランのようだ。これで2997ドル(45万円)/月。
一見45万円という金額は高く見えるが、このサービスを使って案件を獲得できれば、かなりの金額が動くので使いこなせば45万円という金額は簡単に回収できるだろう。
また、プランの中にMoney back guaranteeと入っているので、具体的なルールはわからないが、案件獲得ができなければお金を返すという保証的なやつが入っていそうである。
45万円のプランが14件ほど契約されれば600万円/月に到達するので、確かに600万円/月の金額もあながち非現実的ではないことが分かる。
またサービス内には記載がないが、成約した場合は発注した企業側からのキックバックマージンがいくらかある可能性も大いにある。
ここで人材系ビジネスのビジネスモデルについて簡単に解説したい。
基本的に採用市場は常に人手不足に陥っているので、どのビジネスもビジネスモデルとしてはマッチングが成立した時に企業側からマージンをもらうシステムになっている。もしくは企業側が広告を出してプラットフォーム上で面を取れるような仕組みになっている。
いずれにせよ求人をかける側からお金を取り、求人に応募する側は基本無料なものがほとんどだ。
しかし、CyberLeadsは求人に応募する側からかなりの金額を取るビジネスモデルになっている。従来の慣習からすると非合理かもしれないが、実は同様のビジネスモデルを展開して大きくスケールしている企業が日本にもある。
ビズリーチだ。
ビズリーチは人材市場の固定観念をぶち壊し、求人に応募する側からお金を取ることで新しいビジネスモデルを構築した。
先ほどもお話したように従来はマッチングが成立した時に企業側からお金をもらったり企業側が広告費を払ったりするビジネスモデルだった。そのため、仕事を探している側の都合はほぼ関係なく、とにかく早くマッチングさせようとするインセンティブが生まれてしまったり悪質な業者企業への斡旋などが横行してしまったりすることになり、本当の意味で良いマッチングが生まれないという課題があった。
そこで応募する側からお金を取るビジネスモデルにすることで、真剣に仕事を探しているかつスペックの高い良質な人材が集まり、かつ良質な人材を欲している優良企業にとっても良いプラットフォームになり、唯一無二のプラットフォームになったのだ。
長くなったが、これと似たようなスキームで従来のビジネスモデルではなく求職者側からお金を取るビジネスモデルを展開しているのがこのCyberLeads。
領域を大型の資金調達をしているスタートアップと絞っているのでニッチな市場にはなっているが、この領域の需要は間違いなく高まっていくので、さらに大きくスケールしそうなポテンシャルを持っている。
現状は人手によるデータ更新となっているが、スタートアップ企業側の認知を広げて自らCyberLeadsに登録してくれるような仕組みにしたらスケールしそう。
とは言え、マッチングプラットフォームを作る上で最初から両者(この場合は「求人をかけたい企業」と「求人を探している人・組織」)を同時に集めるのは難易度が高いので、最初は求人をかけたい企業のデータを人手で集めてリストにして用意しているのマッチングビジネスを立ち上げる上で賢い選択。
結構人手がかかりそうに思えるが、実はAlex氏は仕事の90%ほどは他の人にそれこそ外注でお願いしているらしい。それでも利益率が80%ほどみたいだからものすごい良いビジネスだ。
ちなみにCyberLeadsというサービスは最初はノーコードで作ったそう。プログラミングは手段でしかない。作れればいいのだ。小さくはじめるのが大事。
CyberLeadsのこれからの成長、そしてAlex West氏の今後に期待したい。
ということで今回はAlex West氏にフォーカスしてきました。
いかがだったでしょうか?
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それではまた来週!
そのサービスローンチが0→1を達成した軌跡が知れると更に現実味が持てそうです。
いつもありがとうございます!