週刊3分AIニュース #11:「ジェネレーティブAIとのやりとりで自分だけのゲームを作成できる「Roleverse」爆誕!」
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こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにてオススメのChatGPTプラグインを紹介しましたので是非見てみてください!
厳選10選!おすすめのChatGPTのプラグインを紹介していく!
それでは本日も最近のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1.生成AIに日本の大手ITベンダーはどう取り組むのか。NTTや富士通、NEC、日立の現在地とは?
先日、NTTが独自で開発中の独大規模言語モデルに関するニュースを紹介しましたが、他の大手日系ITベンダーはどのような動きを見せているのでしょうか?
”富士通では、「富岳」を活用した大規模言語モデルの分散並列学習手法の研究開発を、2023年5月から開始したと発表。”
”NECでも独自の生成AIの開発を急いでいる。同社の森田隆之社長兼CEOは、「NEC独自の生成AIを開発し、提供することを検討している」と述べ、「近々に発表する」との考えを明らかにしている。”
”日立製作所では、「日立自らがスクラッチで生成AIを作ることは考えていないが、主要なプレーヤーが持つ大規模言語モデルに、日立が持つ固有のコンテンツをマージし、特徴のある生成AIを提供していくことになる。」(日立製作所の小島啓二社長兼CEO)とコメント。”
独自の生成系AIの開発を目指す企業もあれば、既存AIと自社ノウハウの組み合わせで顧客支援を目指す企業もあるということですね!上記以外の日系企業でも同じような流れが来ると思うので、今のうちに生成系AIに関する知識を深めておくと良いでしょう!
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/gyokai/1509875.html
2.ジェネレーティブAIとのやりとりで自分だけのゲームを作成できる「Roleverse」
これはおもしろい!難しいプログラミングなどをしなくても、生成系AIとのやりとりで自分だけのゲームを作成できるそう。すごい時代になりましたね、、、
”Roleverse は、ジェネレーティブ AI を利用して自分だけのゲームを作ることができるようにすることで、すべてのユーザに創造の力をもたらす。敵を作ることも、風景に変化を与えることもできるのです。”
ゲームを簡単に作成できるツールはたくさんありますが、AIとのやりとりだけで作成していくタイプのものは恐らく初めてでしょう!このサービスが普及すれば、ゲーム作成がより身近なものになり、いつか皆が体験したことのないようなゲームが開発される日が来るかも!
https://thebridge.jp/2023/06/roleverse-empowers-users-to-make-their-own-games-with-generative-ai
3.Meta、複数の音声合成タスクに対応する生成モデル「Voicebox」を発表
先日、画像生成に関する機械学習モデルをリリースしたMetaですが、今回はテキストから音声を生成できる機械学習モデルを発表したようです!次々と新たなモデルを発表してますね!
”Voicebox は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ポーランド語、ポルトガル語の6言語の音声を合成することができる生成モデルだ。例えば、2秒間の音声サンプルを使って、新しいテキストの音声を生成することができる。Metaによると、この機能は、話すことができない人に音声を届けたり、プレイすることができないゲームキャラクターやバーチャルアシスタントの声をカスタマイズしたりするために使用できるそうだ。”
悪用に対する倫理的な懸念(電話による詐欺など)からまだリリースはしていませんが、Voicebox で生成された音声と実際の音声を検出できる分類器モデルの開発も進んでいるとのこと。今後の動向に注目です!
4.IBM、ウィンブルドン選手権でのデジタル体験向けに、生成AIによる解説とAIによるドロー分析を導入
様々な業界を賑わせている生成系AIですが、ついにスポーツにも来ましたね!ウィンブルドン選手権の公式アプリおよびサイトにて、以下のようなサービスが導入されるとのこと。
”IBM AI Commentary:IBM watsonxの生成AI技術を活用した新しいAI機能を用いて、ウィンブルドン選手権期間中のすべてのハイライト動画の解説を作成します。”
”IBM AI Draw Analysis:シングルス・ゲームの各選手にとって決勝戦への道のりがどれだけ有利かを判断する、テニス界初の新しい統計を提供します。”
解説がAIによって作成されるのはとても興味深い!もしその精度がかなり高ければ、今後解説席に座るのはAIだけになってしまうかもしれませんね笑
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000388.000046783.html
5.デジマケSaaSのMovable Ink、ジェネレーティブAIが受取人毎に最適なメールタイトルをつける「Generation Model」を公開
生成系AIによって様々なタスクが効率化されていますが、今度はメールのタイトルを自動で付けてくれるモデルが登場!生成系AI、本当に色々なところで活用されていますね!
”同社は、OpenAI の 大規模言語モデル(LLM)「 GPT-4」を使い、ブランドの利用可能なオンラインコンテンツを自動的に参照し、ターゲットオーディエンスがクリックするような魅力的なメールの件名を作成する新機能「Generation Model」を発表した。”
遂に予測モデルの作成からアウトプットの活用までの一連の流れを全てAIがやってくれるところまで来ました!「AIを扱うのはあくまで人間であり、データサイエンティストのような職業がAIに取られることはない」という意見もありますが、果たしてどうなっていくのでしょうか!?
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