週刊3分AIニュース #13:NECとソフトバンクから本気の生成系AIに関するニュースが飛び込んできました!
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こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにて画像生成AIのサービスを10個紹介しましたので興味のある方は是非チェックしてみてください!
画像生成AIの仕組み・手法とおすすめサービス10選を紹介!
そしてベースとなる統計学の知識として自由度やp値についても解説しました!是非チェックしてみてください!
統計学における自由度について解説!不偏分散・t分布・カイ二乗分布の自由度とは?
p値について解説!求め方について例題を使いながらわかりやすく!
それでは本日も最近のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1.NEC、「標準的GPU 1基で動く」世界トップクラスの日本語LLM
各社がリリースしている各種LLMのパラメータ数が数千億〜数兆なのに対し、NECはわずか130億パラメータで世界トップクラスの日本語性能を有するという大規模言語モデル(LLM)を開発したそうです!
肝心な性能については、以下のように述べられています。
”性能面では、自然言語処理分野で標準的なベンチマークである日本語言語理解ベンチマーク「JGLUE」を用いて評価したところ、現時点での知識量に相当する質問応答で81.1%、推論能力に相当する文書読解において84.3%と、世界トップレベルの性能を達成したとしている。”
また、このLLMのライセンスを含めたサービス「NEC Generative AI Service」の提供を順次開始するそうです!
生成AIを活用したコンサルティングは続々と増えていますが、独自開発した生成AIを提供している日系企業はまだ少ないことは確かです。
元々売り上げはトップレベルのNECですが、これを機にさらに伸びるかもしれませんね!
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1514343.html
2.AI Foundation、「AI.XYZ」をローンチ——月20米ドルで自分だけのAIアシスタントが手に入る
これはおもしろい!
自分だけのAIが手に入るなんて、まるで映画みたいですね笑
”各 AI は作成者独自のもので、メモ書き、メール作成、ブレーンストーミング、個人的なアドバイスや視点の提供などのタスクを支援することができる。”
ChatGPTなどとは異なり、このAIは作成者のみに帰属するというのがポイントです!
自分の価値観や目的を知っているアシスタントが増えるわけですから、作業効率もかなり上がることでしょう!
是非とも使ってみたいものですね!
https://thebridge.jp/2023/07/ai-foundation-launches-ai-xyz-to-give-people-their-own-ai-assistants
3.「具体的に何をしたいのか」に合わせ、最適なAI活用基盤を構築するサービスをデロイト トーマツが提供開始
生成系AIの発展に伴い続々とコンサルティング会社がAI関連のサービス提供を始めていますが、デロイトも来ましたね!
サービスの具体的内容としては、以下の通り。
”「小売需要予測」「人事異動時の人材配置」などAI活用の具体的なユースケースを作成し、それに合わせた“AI活用の基盤”を構築する支援サービスを提供する。”
大きい括りでのAI活用基盤ではなく、「ユースケースごと」というのがポイントですね!
デロイトの持つ豊富な知見も相まって、多くの企業が興味を抱くのではないでしょうか!
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2307/07/news046.html
4.ソフトバンク 富岳上回る「スパコン」整備へ 生成AI開発に活用
日系企業が続々と生成系AIの開発に取り組んでいますが、ソフトバンクもその方針を発表したようです!
具体的には、2023年度中に「富岳」を上回るスーパーコンピュータに相当する計算基盤を整備し、分野特化型AIを数年内に提供開始することを目指すとのこと。
「富岳」の開発は約7年ほどかかったそうですが、果たして今年度中にそれを上回る基盤を完成させることができるでしょうか!?
今後の動向に注目です!
https://ledge.ai/articles/softbank_supercomputer
5.日本法人「DeepL Japan 合同会社」設立 欧州圏外では初めて
お世話になっている方もかなり多いのではないでしょうか!
AI翻訳で有名なDeepLが、日本での事業活動を7月より本格的に展開するそうです!
CEO のヤロスワフ・クテロフスキー氏は次のような声明を出しているとのこと。
”DeepLの欧州圏外(EU・英国)の初の拠点が日本となったことをとても喜ばしく思っています。2020年に日本語に対応した際、個人や企業を問わず多数の日本ユーザーに驚きと共に歓迎していただいたことはとても印象的でした。その後日本がDeepLにとって二番目に大きい市場に成長したことから、日本法人の設立は自然な道筋でした。”
すでにかなり高精度なDeepLですが、より日本語の翻訳に特化したAIが発表される日も近いかもしれませんね!
https://ledge.ai/articles/deepl_japan_established
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