週刊3分AIニュース #20:Metaが音声とテキスト両対応の翻訳AI「SeamlessM4T」をリリース!
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こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにてGoogleの画像生成系AIであるImagenや因子分析に関する記事を書きました!ぜひ参考にしてみてください!
Googleの画像生成系AI「Imagen」について分かりやすく解説!DALL・E2との違いは!?
因子分析を分かりやすく解説!主成分分析との違いやPythonでの実装方法!
それでは本日も最近のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1.Meta、音声とテキスト両対応の翻訳AI「SeamlessM4T」
Meta、続々と新モデルを発表していますねー!
Metaが音声とテキストに両対応した翻訳用のマルチモーダルAIモデル「SeamlessM4T」を発表しました!
その詳細は以下の通り。
”SeamlessM4Tは、約100言語のテキストおよび音声を認識でき、翻訳結果をテキストまたは音声で出力できるマルチモーダルAIモデル。なお、音声出力に対応する言語は日本語を含む36言語。”
なお「SeamlessM4T」は、Metaがこれまで開発してきた複数の翻訳モデルから得られた知見を統合して開発されたAIモデルとのこと。
「一つのモデルで文字起こしや翻訳、音声出力が可能」というのがこれまでの翻訳モデルと異なるポイントですね!
翻訳を試すことができるデモページも公開されているそうなので、気になる方はぜひ試してみては!
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1525978.html
2.IBM、ジェネレーティブAIでCOBOLをJavaに変換する「watsonx Code Assistant for Z」を発表
これはなかなか面白いですね!
IBM は、ジェネレーティブ AI 大規模言語モデル(LLM)のパワーを利用してCOBOL アプリケーションを現代に導入するための新たな取り組みを発表しました!
その詳細は以下の通り。
”この新しいサービスは、大規模なモノリシック COBOL アプリケーションから論理的なビジネスサービスを抽出するために使用できる。その後、watsonx Code Assistant を使用して Java クラス階層を生成し、抽出された COBOL コードを Java に変換することができる。”
1959年にデビューし、今日でも数十億行のコードがアプリケーションを動かしているCOBOLですが、その保守方法を知っている開発者が年々減少しているそう。
この取り組みによってそのような問題が解決されるのは嬉しいことですね!
生成AIの力はやはりすごい、、、!
https://thebridge.jp/2023/08/ibm-taps-watsonx-generative-ai-to-help-modernize-cobol-on-mainframes
3.ストリーミング各社が否定的な中、YouTubeがユニバーサルミュージックとAI音楽の可能性探究へ
動画共有大手 YouTube が、音楽業界と手を組んで音楽制作と配信における人工知能(AI)という未知の領域に乗り出すという画期的な構想を明らかにしました!
この取り組みは、AIによる音楽制作に関する具体的な規制やガイドラインを確立するためのものだそう。
確かに、AI 音楽は盗作や詐欺の一種であると主張する専門家もいれば、合法的で革新的な芸術表現であると擁護する専門家もいるなど、具体的な枠組みはまだ定まっていません。
これからもAIの進化は止まらないでしょうから、一刻も早くそれらを定めていく必要がありますね。
4.McKinsey、社員向けジェネレーティブAIツール「Lilli」を公開
世界最大級のコンサルティング会社であるMcKinsey and Companyが独自のAIツール「Lilli」を発表しました!
これは社員向けの新しいチャットアプリケーションであり、情報、洞察、データ、計画を提供し、コンサルティングプロジェクトに最も適した社内の専門家を推薦してくれるそう。
現在は社内のみで用いていますが、社外向け製品となる可能性もゼロではないとのこと!
McKinseyの知識が詰まったAIツール、一度は使ってみたいものです!
5.無料で使える画像ツール「Adobe Express」に生成AI機能 テキストから画像を出力
米国Abobe(アドビ)は、オンラインの画像編集ツール「Adobe Express」を更新し、生成AI機能を組み込んだ最新版を一般公開しました!
パソコンのWebブラウザなどから利用可能だそう!
その詳細は以下の通り。
”新たにAdobe独自の画像生成AI「Adobe Firefly」(ベータ版)を搭載し、日本語を含む100以上の言語でプロンプト(文章による指示)を入力することで画像やテキスト効果の生成が可能になった。”
日本語にも対応しているのは嬉しいですね!
またこの新機能はAdobe Expressのモバイル版でも導入予定だそう!
今後の動向に注目です!
https://ledge.ai/articles/adobe_express_generative_ai_function
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