こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
最近はAIの進化が激しすぎてキャッチアップが大変すぎる・・・ということで1週間のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュースでキャッチアップ!
先週もAI業界で色んな変化がありました。AI関連のニュースと便利なAIツールを見ていきましょう!
1.【生成系AIの新時代に突入】StableDiffusionが「StableLM」を発表
2022年に画像生成AIで一大ムーブメントを巻き起こしたStableDiffusionが、
OpenAIの「ChatGPT」に対抗する完全にオープンでフリーな大規模言語モデル(LLM)「StableLM」を発表しました!
勢力争いは、OpenAIとグーグル、メタ(Facebook)など「巨大ITの対立軸」で語られがちです。しかし、Meta(旧Facebook)の研究チームが公開した「LLaMA」や、スタンフォード大学の研究チームがGPT3によって生成した会話データを使いLLaMAをチューニングした「Alpaca」は、既に会話の確からしさについてはGPT3を上回るとも言われています。
そんな中、「StableLM」はこれらに匹敵するモデルであると共にLLMであるのです!
https://www.businessinsider.jp/post-269014
2.イーロン・マスク、独自AI「TruthGPT」開発へ ChatGPTに対抗
米起業家のイーロン・マスク氏は独自AI「TruthGPT」を開発すると表明しました!
GoogleやOpenAIが先行する中で、「遅いスタートだが、第3の選択肢をつくろうと思っている」と、自身のプロジェクトについてコメントしました。 マスク氏はこれまでにも、革新的な技術の開発に取り組んできました。今回の「TruthGPT」も、AI技術の更なる進化を促すかもしれません。 今後のマスク氏の動向に注目です!https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN180ZZ0Y3A410C2000000/
3.【ChatGPT x UiPath】コピペもVBAもAPI登録も不要!超絶簡単にExcelから住所を市区町村などに分割する
ExcelとChatGPTを連携させる方法についてご紹介いたします。驚きの事実、Excel関数やVBA、OpenAIのAPI登録は一切必要なく、しかも超簡単に呼び出すことができるのです! それは、UiPathのRPAツール「UiPath Studio」を使うことです。Excelデータを簡単に取り出し、ChatGPTとの連携もラクラクです! UiPath Studioには、個人利用が無料のCommunity版がありますので、法人でもトライアルで無料でお試しいただけます。 ExcelとChatGPTを連携させることで、より高度なデータ解析や自然言語処理が可能になります。この方法を活用して、ビジネスやプロジェクトに役立てましょう。
https://qiita.com/ManabuTech/items/9e10fd59636174ba810c
4.【AI利用者向けプロンプトマーケットプレイス「Prompt Space」をリリース】
株式会社ピカブルが、AI利用者向けのプロンプトマーケットプレイス「Prompt Space」をリリースしました! StableDiffusionやMidjourney、DALL-Eなどの画像生成AIに必要なプロンプトに対応しており、プロンプトエンジニアが作成した高品質なプロンプトを探すことができます。 さらに、Prompt Spaceでは、ユーザーが作成したAIのプロンプトを簡単に販売することができます。アカウント作成から2分で簡単に出品ができ、プロンプト開発者は自分の作成したプロンプトを販売することで、収益を得ることができそうです。 AI利用者にとって便利なプラットフォームとなりそう!https://digital-shift.jp/flash_news/FN230418_3
5.世界中の便利なプロンプトを探せるサイト「SnackPrompt」が誕生
無料でかつ登録も不要。ジャンルごとに検索でき、プロンプトをそのままChatGPTへコピペできちゃいます!
投票式で人気を決める仕組みになっており、人気の使いやすいプロンプトを簡単にリサーチできるサイトになっています。プロンプトを探せるサイトが増えてきました!
6.【ChatGPTはTikTokの4倍以上の速度で普及】アクセンチュアがビジネスメリットとリスクに言及
アクセンチュアがChatGPTをはじめとするジェネレーティブAIに関して解説しました。
ビジネス現場において創出される価値や、潜在的リスクなどについて解説しています。
「ジェネレーティブAIの登場によって、人間にしかできないとされてきた領域までがカバーされつつある。だが、人の作業時間を短縮し、着想力や創造力の幅を広げ、人に寄り添うパートナーになる可能性を秘めている」と指摘する一方、「入力するデータの漏洩リスクや、真偽や倫理性などの課題がある。もっともらしいアウトプットを出すことに長けており、いまは最終的に人が真偽や倫理を判断する必要がある。責任あるAIの再教育を施すことで、リスクを軽減することができる」としました。なお、アクセンチュアでは、社内ナレッジデータベースを活用した同社版ChatGPTを導入し、想定されるリスクを最小化しながら、実際のビジネスにジェネレーティブAIを活用しています。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1494429.html
7.【完全自動型AI】AutoGPTを徹底解剖!使い方をご紹介
AutoGPTを知っていますか?ChatGPTを使用する際に必要なプロンプト入力を自動化し、誰でも簡単に利用できるようにしたツールです。名前や役割、ゴールを与えるだけで自動的に作業をしてくれます。Pythonが必要ですが、図表やスクリーンショットを用いた解説で初心者でもわかりやすく使い方を紹介しています。プロンプト作成に時間をかけたくない人や、手軽にChatGPTを活用したい人にはおすすめのツールです。
https://bocek.co.jp/media/exercise/902/
8.【SlackとChatGPTの連携】
GoogleのCloud Functionsを使用して、Slackのメッセージ取得とChatGPTにリクエストする処理が作成されています!Slackを自動化したい方にはおすすめです!
https://techblog.gmo-ap.jp/2023/04/17/connecting-slack-app-with-chatgpt/
9. GPT-4はラベリングのタスクにおいて人間のエリート並の力を発揮し2万時間と6000万円以上を節約してくれる
専門家とクラウドワーカーによって行われたラベリング作業と、GPT-4を用いたラベリング作業を比較したところ、GPT-4に任せることで節約可能な時間は2万時間、節約可能なコストは50万ドル(約6620万円)に上るそうです。今後クラウドワークの先行きは厳しいかもしれません。
https://gigazine.net/news/20230414-gpt-4-outerforms-elite-crowdworkers/
10. ChatGPTやDALL-Eを使ったアプリが3分で作れるプラットフォーム【Brancher.ai】
コーディング知識がなくてもAIモデルを接続して簡単にアプリを作成できるプラットフォームです!Brancher.aiを使用すると、迅速にアプリケーションを作成できます。以下の2分のチュートリアルをご覧ください。
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