週刊3分AIニュース #22:【生成AIに関する調査】学生の3人に1人が夏休みの宿題に生成AIを活用、TOP3は「論文・レポート」「数学の問題」「読書感想文」
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こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにて自然言語処理の重要な技術であるWord2Vecや因果関係を知る上で重要な手法である共分散構造分析についての記事を書きました!
ぜひ参考にしてみてください!
自然言語処理領域で重要なWord2Vecの仕組みとPython実装について分かりやすく解説!
共分散構造分析を分かりやすく解説!Pythonでパス図を出力してみよう!
それでは本日も最近のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1.理研 AI用スパコン「語岳」整備 「富岳」と組み合わせ「世界一」と同等性能確保
ついに日本産が世界一へ!?
理化学研究所(理研)が、AI向けスーパーコンピュータ「語岳」を整備することが明らかになりました!
その詳細は以下の通り。
"CPU(中央処理装置)ベースの富岳と異なり語岳はGPU(画像処理装置)ベースで、AI向けの計算性能は富岳の4.5倍という。"
さらにこの「語岳」と「富岳」を組み合わせることで、現状世界一である米国製のスーパーコンピュータ「Aurora(オーロラ)」と同等の性能を確保できるとのこと。
もしこれが実現されれば、日本のIT産業はさらなる成長を遂げるでしょう!
今後の動向に注目です!
https://ledge.ai/articles/riken_gogaku_fugaku
2.Zoom 遅刻した会議をAIが要約「Zoom AI Companion」拡大 有料会員は追加料金なしで利用可能
これは便利かも!
Zoomの開発元であるZoom Video Communicationsが、生成AIを活用した機能「Zoom AI Companion」の拡大を発表しました!
その詳細は以下の通り。
"Zoom AI Companionでは例えば、遅れてビデオ会議に参加した人が、チャットで質問をすると、生成AIが進行中の議事の要約を示したり、議事に関する質問に回答したりする。ほかにもチャットの返信をAIに提案させるといったことが可能だ。"
会議に遅れてしまったとしても中断させることなく内容を知ることができるのは、とてもありがたいですね!
まあ、遅刻をしないことが一番ですが、、、笑
https://ledge.ai/articles/zoom_ai_companion
3.日本企業の72%がChatGPTの業務利用を禁止の方針、BlackBerry調べ
教育の場での利用制限はまだほとんど見られませんが、仕事場での利用はそうでもないようです。
日本企業の72%が、ChatGPTをはじめとする生成AIの職場での利用禁止を検討しているそう。
さらにその内58%が利用禁止は長期的なものになると回答しており、データ漏洩や誤情報の拡散などのリスクが主な原因になっているとのこと。
企業は各々、「どの業務のどの範囲で利用するか」を定めたガイドラインなどを作成していく必要がありそうです。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1529618.html
4.Google、機械学習プラットフォーム「Vertex AI」の次なる展開を披露〜Google Cloud Next 2023から
先週に引き続き、勢いが止まらないですね!
Googleが開発者向けツールと基盤モデルの両方を含む「Vertex AI」プラットフォーム全体のアップデートを発表しました!
詳細は以下の通り。
"Google の大規模言語モデル(LLM)「PaLM 2」は、対応言語の拡大とトークン長の延長により、さらに進化している。コード生成 LLM「Codey」と画像生成 LLM「Imagen」も、パフォーマンスと品質を向上させるアップデートが行われている。"
さらに、MetaのLlama2も基盤モデルのラインナップに加わるそう!
これだけ自社製のモデルを開発しながらも、他社の良いところは取り入れていくという柔軟性はさすがですね!
https://thebridge.jp/2023/09/google-shows-off-whats-next-for-vertex-ai-foundation-models
5.【生成AIに関する調査】学生の3人に1人が夏休みの宿題に生成AIを活用、TOP3は「論文・レポート」「数学の問題」「読書感想文」(Appliv調べ)
おお!学生の間でもかなり活用されていますね!
レポートや感想文などでの利用がほとんどだと思っていましたが、数学の問題に対しても用いられているのは予想外でした。
また7割の学生が学校や親から生成AIの利用を制限されなかったとのこと。
個人的には、課題の一部にAIを活用するというのはありだと思っています。
興味のない内容へ時間をかけるのは無駄ですし、活用することでAIへの関心も深まりますからね!
ただし全て丸投げして自分は何もしないというのは問題ありな気がするので、学校や保護者側がどう対応していくかが今後の課題になりそうです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000400.000055900.html
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