週刊3分AIニュース #28:Meta、脳スキャンで心の中のイメージを描画する「Image Decoder」を発表
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こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにて、ディープラーニングでよく使われるReLU関数についての記事を書きましたー!
ニューラルネットワークの活性化関数ReLU関数を徹底解説!
ぜひみてください!
それでは本日も最近のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1.世界トップレベルのLLM目指す。産総研が複数大学と構築に着手
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)が、東京工業大学、国立情報学研究所(NII)が主宰するLLM研究開発チーム「LLM-jp」と合同で、生成AIの基盤となる世界トップレベルのLLMの構築の開発を始めると発表しました!
第一歩として、LLM-jpが従来国産LLMの10倍の規模という「1,750億個」のパラメータ数を持つLLMの構築に着手するそう。
その詳細は以下の通り。
”今回、LLM-jpが着手する「オープンでかつ日本語に強いLLM」は、パラメータ数1,750億個で、OpenAIが構築したLLM「GPT-3」同等規模。産総研はLLMの構築に必要な計算資源として「AI橋渡しクラウド」を提供し、東工大、LLM-jpと協力して開発に必要な言語データ作成も行なうとしている。”
ここ最近、国産のLLM開発が続々と増えてきていますね!
世界トップのLLMが日本で開発される日もそう遠くないかもしれません!
今後の動向に注目です!
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1539817.html
2.Meta、脳スキャンで心の中のイメージを描画する「Image Decoder」を発表
夢のような技術がついに実現!?
Meta Platforms の研究者は、、Metaのオープンソース基盤モデル「DINOv2」をベースにした新しいディープラーニングアプリケーション「Image Decoder」を発表しました!
その概要は以下の通り。
”例えば、Meta の研究者がある部屋に座っていて、被験者が地球の反対側にいたとしても、Image Decoder を使えば、被験者が脳活動に基づいて何を見ているか、何を想像しているかを見ることができる。”
その精度については、最も高い精度を達成したケースで70%で、これは既存の手法の7倍の精度だそう!
実用化される日が楽しみです!
https://thebridge.jp/2023/10/meta-recreates-mental-imagery-from-brain-scans-using-ai
3.生成AI搭載のカーナビ「MapGPT」発表ーー地図開発プラットフォームの米国Mapbox
米国Mapboxが、次世代の車載向け生成AI音声アシスタント 「MapGPT」を発表しました!
その詳細は以下の通り。
”MapGPTに希望する条件を音声で伝えると、最適なルートや目的地を提案する。例えば「家族4人で楽しめる近くのレストランを紹介してほしい」と伝えれば、内蔵したアプリの情報などを基に条件に合ったレストランと、そこまでの経路を案内してくれる。さらにスマートフォン決済のPayPayの機能も搭載しており、車内から買い物やサービスの支払いも可能だという。”
多機能が合わさったカーナビ、とても便利ですね!
実用化が楽しみです!
https://ledge.ai/articles/mapbox_gpt
4.ロゼッタ、旭化成において「neurassist(ニューラアシスト)」実証実験を開始 - 独自に社内データを学習し、生成AIを事業成長に活用
株式会社メタリアル子会社の株式会社ロゼッタが、旭化成株式会社のDXを推進する部門であるデジタル共創本部において、同社の生成AIプラットフォーム『Metareal AI』の企業向けカスタマイズ版となる「neurassist (ニューラアシスト)」の実証実験を実施するそうです!
neurassistの詳細は以下の通り。
"AIが企業の社内データを参照し、必要な情報に社員が柔軟にアクセス可能となることで業務効率化や情報共有の円滑化が期待できます。取り扱いデータおよび収集された統計情報について当社は二次利用を行わず、内容は利用者の承諾なく閲覧されません。一部を除いてデータ形式の整形が不要であるため生成AI導入のコストや時間を削減できるほか、企業独自のニーズに合わせた専用アプリケーションの追加が可能となっています。"
やはり国内でも生成AIの導入・活用が増えてきてますねー!
提供側は、競合との差別化をどのように図っていくのかが今後重要になっていきそうです!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000120643.html
5.生成AIコンテンツの識別と信頼性、Metaが日本語の新ガイドライン発表
米国Metaが、大規模言語モデル「Llama 2」の安全対策を解説した「Llama 2の責任ある使用のためのガイド」の日本語版を公開したそうです!
その詳細は以下の通り
"ガイドでは生成AIの潜在的な脆弱性の検出やリスクの低減、安全性と信頼性の向上の取り組みについて日本語で解説している。"
こういった取り組みからも、MetaのAI分野の発展に対する姿勢がよくわかります!
今後も我々の生活が豊かになるようなAIを開発していってほしいですね!
https://ledge.ai/articles/meta_llama2_guide_japanese
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