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週刊3分AIニュース #5(2023/5/6~5/12):「ソフバン・LINE・サイバーが和製GPT開発に参入」「海外インフルエンサーAI使って1000万円稼ぐ」
忙しいあなたのために1週間のAIニュースや便利AIツールを3分でキャッチアップできるようにお届け
こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
本日はAIニュースに行く前に1つお知らせがあります。
僕が運営するスタビジアカデミーに株価予測のコースが追加されました!
スタビジアカデミー:株価予測コース
株価の取得方法や株価予測コンペに参加してモデル構築などしていきます!AIモデルを作って株価予測を体験してみたい方はぜひチェックしてみてください!
あと、テキスト生成AIや画像生成AIなど最近話題のAIを中心に学んで実装できるコースも随時アップデートしていますのでチェックしてみてください!
スタビジアカデミー:大規模言語モデル(LLM)・生成系AIコース
AIを触りまくって自分の武器にしていきましょうー!!
それでは本日もAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1. Google検索にAI搭載の機能が登場
Search Generative Experience(SGE)と名付けられたこの新機能をオンにすると、一部のクエリで検索結果の最上部にAIによる回答が表示されるようになります!この検索機能は、Googleの大規模言語モデル(LLM)のアップデート版の「PaLM 2」で処理されており、現在はアメリカのみで公開されています。
これは一気にSEOの考え方が変わる予感・・・
https://blog.google/products/search/generative-ai-search/
2. Meta社、6種類のデータを組み合わせできる多感覚AIモデル「ImageBind」をオープンソースで公開
Meta社は、テキスト、音声、画像、動き、熱、深度データなど6種類のデータを組み合わせる多感覚AIモデル「ImageBind」をオープンソースで公開しました!没入感のある多感覚体験を生み出すことができる生成AIの未来を目指します。
https://ai.facebook.com/blog/imagebind-six-modalities-binding-ai/
3.EUの議員委員会がAI規則のより厳格な草案に合意
木曜日午前の投票で、議員らは公共の場での顔認識や予測警察ツールの使用を禁止し、OpenAIのChatGPTのような生成型AIアプリケーションに新たな透明性措置を課すことで合意しました。
EUはAIに関して慎重な姿勢を見せてますねー!
https://www.reuters.com/technology/eu-lawmakers-committees-agree-tougher-draft-ai-rules-2023-05-11
4.Bardが、ウェイトリスト撤廃。日本語でも利用可能に。
あのBardが、日本語でも利用可能になりました!また、ダークモードや画像検索の新機能も実装され大幅にアップデートされています。画像について質問できるマルチ―モーダル機能や、画像について質問できるマルチ―モーダル機能も搭載され、今後はAdobeのFireflyと統合して画像生成機能や、ChatGPTのようなプラグイン機能も実装予定です。
https://blog.google/technology/ai/google-bard-updates-io-2023/
5.ChatGPTで新プラグイン。家探しもできるように
ChatGPTに新プラグインが発表しました!アメリカのオンライン不動産の最大手の会社Zillowは、ユーザーがChatGPTを介して物件を検索できるようになったと発表しました。ChatGPTを使って、希望の物件の場所、価格、ベッドルーム数などの条件を共有すると、Zillowのデータベースから家の選択肢が提供されます!
日本企業でも、食べログのプラグインなど、新しいプラグインが続々登場しています。
https://www.theverge.com/2023/5/2/23708792/zillow-chat-gpt-plugin-alpha-release
6.岸田首相、「AI戦略会議」設置を表明 AI政策の司令塔に
岸田首相は、AIに関する政策を検討するため、各界の有識者らがメンバーとなる「AI戦略会議」を設置すると表明しました。有識者のほか、デジタル庁、総務省、経済産業省など関係省庁が参加します。岸田首相は、総理大臣官邸で生成AIの開発や研究などに携わる6人の関係者と意見を交わし、「この分野のスピードに追いつくことが政府の大きな課題である」と述べています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230509/k10014062151000.html
7.ソフトバンク、LINEと和製GPT立ち上げへ 「やらなければ今後の参加権がなくなる」
ソフトバンクは5月10日の決算会見で、LINEと共同で和製GPTの立ち上げを進めていることを明らかにしました。3月に組織を立ち上げて合弁会社も用意し、OpenAIに追いつくことを狙っています。宮川潤一社長は、「GPTの基礎ベースを持っている会社は日本ではわが社しかない。これはもうやらざるを得ない。米国勢や中国勢に勝てるかどうかではなく、やらなければ今後の参加権がなくなる」と述べました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/10/news170.html
8.AndroidにもAI新機能。メッセージの”Magic Compose”
米Googleが、新たに多数の生成AI関連の取り組みを発表した。
「Magic Compose」はメッセージアプリの新機能です。GoogleのLLM(大規模言語モデル)「PaLM 2」採用で、返信をAIが生成してくれます。テキストのトーン(興奮した感じ、静かな感じ、シェークスピア風、リリカル、など)をアレンジできるそうで日本人が英語で会話する時にとても便利そうですね!また、ジェネレーティブAIが壁紙画像を生成してくれる機能も実装され、Googleは生成AIでも進化のスピードが止まりません。
https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2305/11/news152.html
9.GPT-4に女性インフルエンサーを学習させて作った「1分1ドルで彼女になってくれるAI」が1週間で約1000万円を稼ぎ出す
Snapchatで約200万人のフォロワーを持つインフルエンサーのキャリン・マージョリー(Caryn Marjorie)氏が、GPT-4に自分の言動や物腰を模倣させて作った「CarynAI」を立ち上げたところ、わずか1週間の課金で7万1610ドル(約970万円)の収益を上げたことが報告されました。マージョリー氏は、有名人などの音声をAIで合成するサービス「Forever Voices」とOpenAIのGPT-4を使用して、マージョリー氏の声や物腰、性格を再現したチャットAIの「CarynAI」を立ち上げました。Forever Voicesの学習には、マージョリー氏がYouTubeに投稿した合計2000時間以上ものコンテンツが使われているとのこと。
CarynAIについてマージョリー氏は、「誰かに慰めてもらいたい、愛情を注いでもらいたい、学校や職場の出来事について愚痴りたい。そんな時、CarynAIはいつでもあなたの味方です。CarynAIは無限のリアクションが可能なので、会話も何でもありなんです」と話しています。ただし、AIだからといってあまり失礼な態度を取り過ぎると、振られてしまうそうです。
https://gigazine.net/news/20230515-caryn-ai-gpt-4/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
10.“和製GPT”競争勃発か サイバーエージェント、独自の日本語LLM発表 「活用を始めている」
サイバーエージェントは、独自の日本語LLM(Large Language Model、大規模言語モデル)を発表しました。すでに130億パラメータまで開発が完了し、広告の制作などに活用を始めているといいます。サイバーエージェントは「既存のLLMのほとんどは英語を中心に学習されており、現状では日本語および日本文化に強いLLMは少ない状況」と指摘。日本語に特化したLLMで「従来よりも自然な日本語の文章生成が可能になる」としています。
さらに「国内最大級のLLM開発」を目指し、米NVIDIAのAI開発に特化したスーパーコンピュータ「DGX H100」を国内で初めて導入したことも明らかにしました。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/11/news206.html
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