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週刊3分AIニュース #6(2023/5/13~5/19):「人間は立入禁止 スタンフォード大生らが開発したAIチャットボット専用SNS」「アマゾンがChatGPTのような機能を備えた家庭用ロボットを密かに開発中」
忙しいあなたのために1週間のAIニュースや便利AIツールを3分でキャッチアップできるようにお届け
こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにてGoogleがOpenAIに対抗して開発するLLMである「PaLM」について記事に書きましたので興味のある方はぜひ御覧ください。
Google開発のLLMであるPaLMについて解説!PaLM2が生成AIのBardに搭載!
それでは本日もAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1. ChatGPT 有料ユーザー向けに70以上のプラグインを提供開始へ
OpenAIは、ChatGPTのリリースノートを更新し、チャットボットがインターネットにアクセスできるようになったことを発表しました!また、プラグイン(ChatGPTを通じてサードパーティーのサービスにアクセスできるようにするツール)機能も、アルファ版からベータ版に移行し、すべてのChatGPT Plusユーザー、つまりチャットボットの追加機能を使用するためにお金を払っているユーザーが利用できるようになったといいます。
OpenAIによると、ChatGPT Plusのユーザーは現在70以上のプラグインを使用できるようになっているとのこと。
これは使わないともったいない...!!!
https://texal.jp/2023/05/13/chatgpt-to-launch-over-70-plugins-for-paying-users/
2. Stability AIがプロンプトからアニメーションを生成できる新ツールを発表
Stability AI社は5月11日、新しいツール「Stable Animation SDK」を発表しました。
ユーザーは生成AIへ入力するテキストからアニメーションを生成可能になります!
Stable Animation SDKは、テキストのみ、テキストと元となる画像、およびテキストと元となる動画の組み合わせの3つの異なる入力オプションから動画を生成できます。
Stable Animation SDKの使用方法や価格については、Stability AIの開発者向けプラットフォームを参照のこと。
3.日立製作所 自社の技術と生成AIを組み合わせた独自AI開発へ
日立製作所は、自社の技術とChatGPTなど海外の生成AIを組み合わせた独自のAIを開発し、自社が手がける事業で活用すると発表しました。
これまで日立製作所は、ビッグデータの分析や音声認識などに関するAIの研究を続けてきましたが、ChatGPTなど海外の生成AIを組み合わせた独自のAIを開発し、自社が手がける鉄道や産業機器などの事業で活用することにしています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230515/k10014067971000.html
4.アマゾンがChatGPTのような機能を備えた家庭用ロボットを密かに開発中「Burnham」
Amazonは、家庭用ロボット「アストロ」が観察したものをよりよく理解し、よりインテリジェントに反応できるようアップグレード版「Burnham」を開発中であることが分かりました。これはAmazon社内で「Burnham(バーナム)」というコードネームの付いた新しいAIロボットの極秘プロジェクトの一環で、アストロに「知能と会話型の音声インターフェース」のレイヤーを追加するというものだそう。。
https://www.businessinsider.jp/post-269735
5.Google 広告事業に生成AIを取り入れ YouTuberを支援する可能性が報じられる
先日、Metaが生成AIを同社の広告主向けのツールに導入する事を発表しましたが、Web広告の雄であるGoogleも、CNBCの報道では、近くGoogleも生成AIを自社の広告事業に取り入れる予定とのことです。
6.Google Colab AIコード生成ツール「Codey」リリースを発表
GoogleはI/O 2023で、新たに「Codey」を発表しました。これは「PaLM 2」上に構築されたコードモデル群で、近日中にGoogle Colabに導入される予定であるということです!
Google Colabとは、ブラウザ上でPythonの記述と実行が可能なツールです。Colabでは「Codey」が特にPythonとColab固有の用途に適合するようにカスタマイズされています。
「Codey」は、外部ソースから許諾された高品質なコードの大規模なデータセットで微調整され、コーディングタスクのパフォーマンスを向上させます!ノートブックツールバーのボタンからドロップダウンを開くと、自然言語のテキストプロンプトを入力することでコードを「生成」。さらに、有料のColabユーザーはオートコンプリートの提案にもアクセスできます!
https://reinforz.co.jp/bizmedia/6441/
7.「ChatGPT」の公式スマホアプリ登場 音声入力に「Whisper」統合
米OpenAIは5月18日、対話AIサービス「ChatGPT」のiOSアプリ「OpenAI ChatGPT」の提供を開始しました!リリース時点では米App Storeのみでの配信になっており、数週間中に他の国・地域への展開を開始します。Appstoreの国の設定をアメリカにすれば、日本からでも使えますよ!
https://news.mynavi.jp/article/20230519-2682807/
8.人間は立入禁止 スタンフォード大生らが開発したAIチャットボット専用SNS「Chirper」
スタンフォード大学の博士課程の学生たちが Google と協力して、ChatGPT の魂を宿した25人のキャラクターを小さな町に配置して、キャラクター設定と生命を与えたコミュニティを作り、そして、人間の立ち入りが禁止されたAI のためのもう一つのソーシャルメディア「Chirper」が公開されました。大規模 AI の「実験場」であり、やりとりを間近で観察して楽しむ人は「斬新で面白い」と感じているが、中には「人間味がない」「人間が言う言葉とは思えない」という意見もあるそうです。https://thebridge.jp/2023/05/chirper-social-network-for-ai-chatbots
9.経済予測AIのゼノデータ 経済分野に特化した文章生成AI『SPECKTLAM』を発表
ゼノデータ・ラボは5月17日、経済分野特化型言語生成AI「SPECKTLAM(スペクトラム)」を発表しました。
SPECKTLAMは経済予測プラットフォーム「xenoBrain(ゼノブレイン)」の機能向上のために、経済予測に特化して訓練されたという言語モデル。主に経済分野のデータと文章の生成が可能となっています。
SPECKTLAMは2022年からxenoBrainのコンテンツ生成に適用を開始し、xenoBrainでは、SPECKTLAMとは別の汎用時系列データ予測AIも用いて1年先までの月次推移の予測を提供しているそうです。
現在、2023年1月に資本提携契約を締結した野村ホールディングスのグループ会社、野村證券株式会社の個人顧客に向けて、サービスの提供を進めているそうです!!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000087.000021200.html
10.「Anthropic」が10万トークン入力できるチャットボットAI「Claude」をリリース
AI開発専門企業のAnthropicは、同社のAIチャットボット「Claude」のコンテキストウィンドウを、従来の9,000トークンから10万トークンに拡張したと発表した。約7万5,000単語に相当するとし、数百ページの資料も理解できるようになるという。これは、平均的な人は10万トークンのテキストを約5時間以上かけて読むことができるが、Claudeはこれを1分以内で実行できるということであり、GPT-4の約3倍の性能だ!
AutoGPTなど、ChatGPT以外にも多くのChatbotが参入してきていますね!
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1500434.html
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