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週刊3分AIニュース #7:「AIブームを追い風にNVIDIAの株価が急上昇」「サイバーエージェント AI開発手法の研修資料を無償公開」
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こんにちは、日々AIデータサイエンスについて発信しているウマたんです。
先週は僕が運営するスタビジにてMetaが2023年2月に公開したLLMである「LLaMA」について記事を書きましたので興味のある方はぜひ御覧ください。
Meta開発のLLMであるLLaMAについて解説!LLaMAからAlpacaへ!
それでは本日も最近のAIニュースを振り返る週刊3分AIニュース!いってみましょう!
1. 時価総額1兆ドル超え目前、エヌビディア株が急上昇する理由
エヌビディアが24日発表した第2四半期の売上高予想は約110億ドルで、アナリストの予想を50%余り上回った。第1四半期の売上高は前期比19%増の71億9000万ドルで、予想を6700万ドル上回った。 ロイター通信によると、エヌビディアの株価は今年に入って160%以上上昇。時価総額は5860億ドル増加し、米企業で5位となっている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/42d1497f496ad79886e0508cc40960b32880a7dc
2. Microsoft プロンプト・エンジニアリングガイド
生成AI分野において、今や中心的存在となったOpenAIの最大のパートナーでもあるMicrosoftが、「プロンプト・エンジニアリングための新たなガイド」を公開しているので、ご紹介!以下の構成で分かりやすく書かれています!
①プロンプトの構成
タスク/クエリ
コンテキスト
②プロンプトを作成する際のポイント
明確で具体的であること
アウトプットのサンプルを提供する
関連する文脈を提供する
洗練に洗練を重ねる
https://devblogs.microsoft.com/dotnet/gpt-prompt-engineering-openai-azure-dotnet/
3.Meta 1000以上の言語に対応する音声認識モデルなどを構築 オープンソースで公開
Metaが、1100以上の言語で音声からの文字起こしや文章の読み上げが可能な音声認識モデル「Massively Multilingual Speech(MMS)」を発表しました!MMSは従来の大規模多言語音声認識モデルを大幅に上回る言語に対応しており、話者の少ない言語でもさまざまな情報にアクセスしやすくなると期待されています。
https://about.fb.com/news/2023/05/ai-massively-multilingual-speech-technology/
4.「プロンプトエンジニアリング試験」が提供開始
株式会社ギブリーが、企業が効率的にプロンプトエンジニアリングスキルやAIリテラシーを持つエンジニアの採用、既存社員の教育を行うためのサポートをする「プロンプトエンジニアリング試験」を、リリースしたと発表しました。
全世界で累計50万人のIT技術者に受験される「Track」のコンテンツ開発チームによって、プロンプトエンジニアリングに関する体系的な解説資料として知られるオープンソースプロジェクト「Prompt Engineering Guide」等を元に作成されます。プロンプトに関する基礎知識やGPT-4など特定のAIモデルの特徴、テクニック、注意点等、AIから有用な回答を引き出すために必要な知識・スキルをどれくらい保有しているのかを測定するそうです!
https://digital-shift.jp/flash_news/FN230515_2
5.サイバーエージェント AI開発手法の研修資料を無償公開
サイバーエージェントは5月24日、新入社員研修で使った資料を無償公開しました!内容はAIや機械学習アルゴリズムの開発手法「MLOps」に関するもので、全140ページ。スライド共有サービス「Speaker Deck」で公開しています。
資料の名前は「CyberAgent AI事業本部MLOps研修応用編」。同社のDynalyst Data Scientistを務める長江五月さんが作成しました。実際に機械学習のシステムを作ることを目標に設定しています。この研修で使ったリポジトリもGitHubで公開しており、資料と併せて使用できます!
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2305/25/news086.html
6.Googleがテキストから音楽を自動生成するAIモデル「MusicLM」を提供開始
Googleは、入力されたテキストを基に音楽を生成するAIツール「MusicLM」の提供を開始しました。Googleは「従来の音楽生成技術に比べて、より自然な音楽を作り出すことが可能だ」としています。
MusicLMは「勉強に向いているアンビエントミュージック」「ディナーパーティーにぴったりなソウルフルなジャズソング」といった楽曲の雰囲気や目的をテキストで指定すると、自動で音楽を生成することが可能。Googleは「MusicLMは、プロのミュージシャンでも初心者でもクリエイティブを表現するのに役立つ実験的なツールです」と紹介しています。
ただし、公開に際して倫理的課題をクリアしたデータセットでトレーニングしているため、AI Test Kitchenで提供されるMusicLMでは、特定のアーティストによる演奏や歌声を再現したような音楽を生成することはできないそうです。
https://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/2305/27/news031.html
7.日本でも公開 ChatGPTのアプリのダウンロード先と使い方
ついに2023年5月26日、ChatGPTの公式アプリが日本でも利用可能に!
先日海外で先行リリースされ、日本での公開が待たれていましたね!
【使い方】
① 画面下のチャット欄に質問を入力、↑ボタンをタップして送信すると、ChatGPTが回答してくれます。
② 有料プラン「ChatGPT Plus」(アプリ内からだと月額3,000円/ブラウザから加入すると月額20ドル[約2,800円])の場合は、言語モデル(GPT-3.5とGPT-4)を選択できます。
GPT-3.5は以前から使えたデフォルト設定で、GPT-4は先日追加された高性能版、こちらにすると回答スピードが落ちますが、推論能力と文章をまとめる力は上がります!
【ダウンロード先】
https://apps.apple.com/jp/app/chatgpt/id6448311069
8.投資家向けの ChatGPT プラグイン「PortfolioPilot」
投資家向けインテリジェント・ポートフォリオ・マネジメント (個人は無料) PortfolioPilot (ポートフォリオパイロット) が ChatGPT プラグインとして認証され、誰でも利用できるようになったそうです。
PortfolioPilot で出来ること
ポートフォリオ評価
企業の分析
企業/市場のリサーチ
堅実にポートフォリオを組んで投資をしたい方、投資初心者で、様々な銘柄やETFを学びながら投資をしたい方には最適のプラグインかもしれません!
https://www.zoomy.club/invest/portfoliopilot/
9.OpenAIが3Dモデル自動生成AI「Shap-E」を発表
OpenAIが、入力された画像やテキストから3Dモデルを自動生成する新たなAI「Shap-E」を発表しました!このAIはオープンソースで開発されており、誰でも無料で利用できます!
「Shap-E」には、テキストからの生成だけでなく、画像のみから3Dモデルを生成できる「Image to 3D」モードが搭載されています。同社が公開しているデモサイトでは、ユーザーはプロンプト入力後に数十秒待つだけで3Dモデルが出力!生成された3DモデルはglTF(GL Transmission Format)形式でダウンロード可能。また、3Dモデルの「Seed(シード値)」「Guidance scale(ガイダンススケール)」「Number of inference steps(ステップ数)」の3つのパラメーターは、ユーザーが自由に変更できます。
https://ledge.ai/openai_shap-e/
10.rinna 36億パラメータ・日本語特化のGPT言語モデルを公開
rinna株式会社は2023年5月17日、日本語に特化した36億パラメータを持つ汎用言語モデルと対話言語モデルの2種類のGPT言語モデルをオープンソースで公開しました。
これまで同社は13億パラメータの日本語特化GPTモデルを公開してきましたが、さらに36億パラメータを持つ汎用言語モデルと対話言語モデルを新たに公開するとのこと!
これらのモデルの公開により、日本語言語モデルの活用を通じた研究・開発がより発展することが期待されます!
汎用GPT言語モデル(Hugging Faceリンク):https://huggingface.co/rinna/japanese-gpt-neox-3.6b
対話GPT言語モデル(Hugging Faceリンク):https://huggingface.co/rinna/japanese-gpt-neox-3.6b-instruction-sft
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