こんにちは、ウマたんです。
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ということで宣伝はこのくらいにして、AI業界で活躍するナイスガイを紹介するこのニュースレターいってみましょう。
今回フォーカスしたいのはこの人「Greg Brockman(グレッグ・ブロックマン)」!
(出典:https://www.technologyreview.jp/l/52799/greg-brockman/)
OpenAIの創業者の1人であり、サム・アルトマンと共に今のOpenAIを形作ってきた立役者だ。
以前業界を騒然とさせたサム・アルトマン追放事件。取締役6人のうち4人がサム・アルトマン追放に賛同したが、唯一グレッグ・ブロックマンのみはサムアルトマン側についていた。
サム・アルトマン&グレッグ・ブロックマン VS 他の取締役4人という構図
OpenAIにおいてサム・アルトマンが注目されることが多いが、グレッグ・ブロックマンなくして今のOpenAIはない。
ということでそんなグレッグ・ブロックマンがどんなキャリアを歩んできたのか見ていこう!
グレッグ・ブロックマンのキャリア
グレッグ・ブロックマンは1987年生まれの36歳。
元々サイエンスやテクノロジーが好きで若かりし頃から、数学や科学のコンペティションで頭角を現していた。
しかし大学の授業はハマらなかったよう。名門ハーバード大学に入学するも1年で中退、MITに転入するもすぐに中退している。
そして2010年に当時社員5人だったStripeに入社し2013年にCTOに登り詰め2015年までCTOとしてStripeを率いる。
Stripeは2021年に評価額が10兆円を超えた超急成長スタートアップ(市況の悪化で2023年現在は10兆円を割り込んでいるよう)でビジネスをやっている人なら誰しもがお世話になっているサービスだ。
僕自身も色んなサービスを作っているが、決済機能の開発には必ずといっていいほどStripeを使う。
Stripeは決済機能の民主化を成功させた素晴らしいサービスであり、それを支えたのがグレッグ・ブロックマンであったというわけだ。
ちなみにStripeは名門VCであるYcombinatorから2010年の創業時に出資を受けている。
そしてOpenAIのCEOでありグレッグ・ブロックマンの戦友でもあるサム・アルトマンはYcombinatorに2011年にジョインして2014年に代表に就任しているので、Ycombinatorがサム・アルトマンとグレッグ・ブロックマンを引き付けたと言える。
そんなグレッグ・ブロックマンは2015年にサム・アルトマンと共同でOpenAIを設立しCTOに就任することになる。
そこからみなさんも知っての通りChatGPTの登場でOpenAIの名を世間に轟かせることになるが、そこを技術面で支えているのがこのグレッグ・ブロックマンなのだ。
素晴らしき功績を上げているOpenAIだが、2015年のOpenAI設立から今まで何回か主要人物が抜けてしまうお家騒動が起きている。
2018年イーロン・マスクがAIに対する考え方の違いからOpenAIを抜けている。
そして2021年またしてもAIに対する考え方の違いから複数人の優秀な社員がOpenAIを抜けてAnthropicを設立している。
Anthropicの創業者CEOに関しては先週のニュースレターで書いた。
そして2023年にAIに対する考え方の違いからサムアルトマン追放劇が起きた。
いずれの事件もAIを危険視する考えと、楽観視する考えによる対立と見られている。
そして常に楽観視側にいるのがサムアルトマンでありグレッグ・ブロックマンである。
楽観視というと語弊があるかもしれないが、グレッグ・ブロックマンはどちらかというとAIモデルをどんどん強くしていきなるべく多くの人の手に渡らせることが世の中にとっていいことだという考えを持っている。もちろん安全性には注意を払った上で。
そんなグレッグ・ブロックマンだが、元々は生粋のソフトウェアエンジニアなので最初からAIについて詳しかったわけではない。
以下の記事で彼自身が語っている通り、グレッグ・ブロックマンは最初ソフトウェアエンジニアとしてOpenAIのCTOをつとめていて、AI領域への興味はあったがなかなか勉強する時間がなく先送りになっていたという。
How I became a machine learning practitioner
また、元々自分はソフトウェアエンジニアとして多くのキャリアを築いてきたし期待されているのはその領域なのだから、改めて初心者としてAI・機械学習を学ぶことに抵抗があったとも言う。
しかし、2017年に仕事がある程度落ち着いた時に勉強をはじめ実際に仕事でもAI関連に取り組んでみてすぐに理解が進んだという。
ここまでの功績を残しているグレッグ・ブロックマンでさえも、新しい領域を学ぶことには抵抗があるしなかなか行動に移せないというのは、彼も人間なんだなと思わせてくれる。
人間は過去の功績や今まで積み上げてきたものを捨てて新しい領域に飛び込むことがなかなか出来ない生き物であるが、結局新しい領域に飛び込まないとそこで成長は止まってしまう。
どんどん新しい領域・興味ある領域に飛び込んでいこう!
ちなみにグレッグ・ブロックマンはTime紙が発表したAI領域の100人に選ばれていて、ここでは誰よりもよく働くハードワーカーと紹介されている。
https://time.com/collection/time100-ai/6309047/daniela-and-dario-amodei/
イーロン・マスクもそうだが、大きな功績を残す人物は得てしてハードワーカーである。
グレッグ・ブロックマンみたいになるには?
そんなグレッグ・ブロックマンみたいになるにはどうすればよいのだろう?
そう簡単に彼のようになれるわけはないが、ある程度参考にして自分の人生に取り入れられることはあると思う。
まず自分のやりたいことをベースに意思決定をすること。グレッグ・ブロックマンは大学を中退して名もなきスタートアップだったStripeにジョインしている。
つまらない興味のない大学の授業を受け続けるくらいなら自分の興味のある領域に自分の人生をベットしてみるとよいと思う。
そして、新しい領域へ挑戦をすること。
StripeのCTOにのぼりつめたブロックマンは、そのままStripeに居続けるという選択肢もあったはず。
しかしさらなる高みを目指してOpenAIにジョインしている。
Stripeはソフトウェアの会社だがOpenAIはAIの会社。
今まで自分が積み上げてきたソフトウェアのキャリアを活かしてAIの会社に移り初心に帰りAIを勉強している。
このようなリスキリングのマインドセットがブロックマンレベルの人でも重要なのだから我々もそのようなマインドを持って日々仕事に取り組まなくてはいけない。
そしてハードワーク。
長時間仕事をすることが必ずしもいいことだとは思わないが、大きな功績を残すにはやはりある程度の仕事量は必要になってくるだろう。
ハードワークしよう。
いかがだったでしょうか?
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それではまた来週!
なるほど、こんなバックグラウンドがあったんですね。
この人、よくデモ動画に出てくるなと思ってましたが、先月の騒動で一気に株上げましたよね笑